初心者でも100切り!ユーティリティの基本の打ち方と使い方

2024年2月29日

How to use the utility

こんにちは、TOMOです!

脱初心者のひとつの目安としてスコア100切りが挙げられますが、
100切りできなくて悩んでいるという方は多いのではないでしょうか。

そこで皆さんに質問です。

ユーティリティ使っていますか?(使えていますか?)

ユーティリティって何?ってなる方もいると思いますが、
ユーティリティは100切りにとても有用なクラブなんです。

この記事では、ユーティリティの基本の打ち方と使う場面をご紹介します。

ゴルファー

TOMO

この記事はこんな方におすすめ!
・100切りできなくて悩んでいる方
・ユーティリティの打ち方、使うべき場面を知りたい方

ユーティリティ(UT)とは

ユーティリティ(UT)とは、ウェアウェイウッドとアイアンの中間に位置するクラブで、近年登場したクラブです。

ユーティリティがない頃、160ヤード~180ヤード程度飛ばすためには、扱いが難しいロングアイアン(3番、4番、5番アイアン)を使う必要がありました。

そこで登場したのがユーティリティです。

Flying distance by golf club (including utility clubs)

上のクラブ別飛距離で示すように、ロングアイアンと相当の飛距離を簡単に出すことができます。

また様々なピンチのときにも使えることから、「お助けクラブ」と呼ばれます。

今や、プロがセッティングに加えていますから、
我々、アマチュアゴルファーも使わない手はありません。

ユーティリティとフェアウェイウッドとの違い

utility, fairway wood

左がユーティリティ、右がフェアウェイウッドです。

ヘッド形状がよく似ていますね。

どちらも飛距離はそこまで変わらず、またアイアンと違ってソール面積が大きいため、多少ダフったとしても滑ってボールにコンタクトしてくれます。

ゴルファー

TOMO

ユーティリティとフェアウェイウッドってよく似てるけど、
違いってあるのかな?

シャフト長

ユーティリティの方がシャフトが短いです。

フェアウェイウッドは43インチ~41.5インチ、ユーティリティは40.75インチ~39.75インチであり、
一番長いフェアウェイウッドと短いユーティリティでは、約8センチ長さの差があります。

短いと少しだけ飛距離は落ちますが、ボールの近くに立つことになり、ボールに当てやすくなります。

弾道

ユーティリティの方が低い弾道になります。

フェアウェイウッドは重心が低いため、ボールに対し低い位置からインパクトします。
そのため高弾道になり、グリーンで止まりやすく、また飛距離(キャリー)が出ます。

反対に、ユーティリティは重心が高いため、風に強く曲がりにくい中弾道なボールになります。

なぜ100切りにユーティリティが必要なのか

なぜ100切を目指す方にユーティリティが必要なのかをご説明します。

シャフトが短いため当たりやすい

ロングホールの2打目などで、グリーンまでまだまだ距離があるとします。

そんなときは、フェアウェイウッドのような長いクラブでできるだけ飛距離を稼ぎたいですよね。

しかしフェアウェイウッドは、当たりづらく初心者には難しいクラブです。

ゴルファー

TOMO

飛距離を稼ごうとしてフェアウェイウッドでトップやダフリ!!
グリーンまでまだまだ距離があるのを見てうんざりしますよね・・・

しかしユーティリティなら、フェアウェイウッドより短いため当たりやすいです。

また、初心者がよく練習するアイアンと同じように打って飛距離を稼ぐことができます。

打点がずれても飛距離が落ちず、曲がらない

ユーティリティはとても芯が広いです。

先っちょ(トゥ)で打たない限り、真っすぐに、かつ飛距離もそれなりに出すことができます。

また、初心者は右に逃げてしまうスライスのミスが多いです。

ユーティリティは左に掴まえやすいように設計されているクラブですので、スライスが軽減され、曲がり幅が少なくなります。

ユーティリティが使える場面

ここまでユーティリティの特徴をたくさんご説明しましたので、一旦まとめます。

ユーティリティの特徴
  1. ソール面積が大きいため、ダフリに強い
  2. シャフトが短いため、当たりやすい
  3. 打ったボールは中弾道であるため、風に強く曲がりにくい
  4. 芯が広いため、打点がずれても真っすぐに飛び、飛距離も落ちない
ゴルファー

TOMO

ユーティリティはたくさんメリットがありますね
これらメリットを生かして、いろいろな使い方ができます。

①ロングホールの2打目で

やはり距離を稼ぎたい2打目。

ティーショットのボールがラフに入っても、深いラフでなければユーティリティで出して、かつ距離を稼ぐことができます。

②長めのパー3のティショットで

170、180ヤードといった長めのパー3の場合、何のクラブを使いますか。

3番アイアンや4番アイアンでもいいですが、これらロングアイアンは全クラブの中で一番難しいといえるクラブです。

ユーティリティなら、長めのパー3の距離も簡単に飛ばすことができます。

③グリーン周りのアプローチで

アプローチはウェッジしか持たないという方、けっこういるのではないでしょうか。

しかしウェッジはダフリ、トップのミスが出やすいです。

ゴルファー

TOMO

短い距離のアプローチでも、200ヤード近く飛ばせるユーティリティが使えちゃうんです!

ウェッジのミスの許容幅は、縦方向に2、3mm程度しかないと言われており、
コースで使うにはかなりの練習量が必要になります。

ユーティリティは、許容幅がウェッジの2倍程度ありますので、優しくボールを打つことができます。

④風が強い日に

ユーティリティは弾道が低いため、風に強いです。

風でボールが曲がって、林に突っ込むというケガが少なくなります。

⑤林の中からの脱出で

低い弾道は林の中からの脱出にも使えます。

林の中はライが悪いことが多いため、ウェッジで小さく振って脱出する人が多いと思いますが、
ユーティリティなら林からの脱出と、距離も稼ぐことができます。

ユーティリティの打ち方

ユーティリティの打ち方は、基本的に7番アイアンの打ち方と一緒です。

またユーティリティは200ヤード近く飛ぶクラブですが、飛ばそうと思って力むとミスしやすくなるため、
7、8割近くの力感で振ると上手く打てます。

ゴルファー

TOMO

飛ばそうと力むのではなく、クラブが勝手に飛ばしてくれるイメージを持ちましょう!

アドレス・スイング

まずはアドレスです。

スタンス幅は肩幅ぐらいで、ボール位置が体の真ん中よりもボール半個から1個分左にくるように立ちます。

スイングは、7番アイアンと同じようにダウンブローでボールを打ちます。

ここで飛ばそうと思ってしまうと、ボールを高く上げようと、下からすくいあげようとするとトップなどのミスに繋がります。

インパクト後にボールの後ろの芝をクラブで擦るイメージを持つと、インパクトゾーンが長くなりミスしにくくなります。

ゴルファー

TOMO

先述しましたが、7、8割の力感で振ります!
あとはクラブが勝手に飛ばしてくれます!

まとめ

この記事では、ユーティリティの基本の打ち方と使う場面をご紹介しました。

ユーティリティの打ち方
  1. ダウンブローで打つこと
  2. ボールの後ろの芝をクラブで擦るイメージで振ること
  3. 7、8割の力感で振ること
ユーティリティを使う場面
  1. ロングホールの2打目で
  2. 長めのパー3のティショットで
  3. グリーン周りのアプローチで
  4. 風が強い日に
  5. 林の中からの脱出で

ユーティリティは様々な場面で使うことができます。

ユーティリティを練習しておくと、初心者の100切りを助けるクラブになるため、
この記事を見ながら何回も練習しましょう。