【初心者向け】【アプローチ編第一回】ランニングアプローチの打ち方
皆さんはアプローチショットの練習をしていますか?
アプローチの練習は地味なので、あまり練習していないという方が多いのではないでしょうか。
しかし、アプローチが上手くないとゴルフは上達しません。
スコアアップするためにはアプローチの練習は必要不可欠です。
その昔、圧倒的な強さで「ゴルフの帝王」と呼ばれたジャック・ニクラスもアプローチの重要性を説いています。
スコアの70%はピンから120ヤード以内で打たれるのだから、アプローチとパットを重点的に練習すべきだ
ジャック・ニクラス
そこで本記事では、スコアアップに必要不可欠なアプローチショットの種類、打ち方についてご紹介します。
TOMO
ドライバーでかっ飛ばすのも気持ちいいけど、
スコアアップしたいならアプローチを必ず練習しましょう!
目次
アプローチショットとは
アプローチショットとは、グリーン周りからグリーンに乗せるショットのことを言います。
また、アプローチによく使われるクラブがウェッジであり、その最長飛距離が120ヤード程度であるため、120ヤード以内のショットをアプローチショットと表現することが多いです。
アプローチ練習が重要である理由
アプローチを極めることで、スコアアップします。
その理由は、アプローチの結果次第でパターの難易度が大きく変わるためです。
ゴルフは、すべてのホールでパーオンさせることはプロでも難しいです。
例えばパー4のホールでは、2打目でグリーンオンさせれば、3打目4打目のパターでパーを獲得できます。
しかしもし2打目でグリーンに乗らなかった場合は、3打目のアプローチショットでピンのすぐ近くに寄せることができれば、4打目のパターでカップインさせ、パーを獲得することができます。
3打目でピンの近くに寄せることができなければ、4打目5打目のパターのカップインで、ボギーとなってしまいます。
このようにアプローチの結果はスコアに響きますので、アプローチ練習は重要であると言えます。
TOMO
アプローチでいかにピンのすぐ近くに寄せられるかが重要になります。
アプローチの種類
アプローチには以下の4種類があり、グリーン周りや打つ場所の状況に応じて使い分けます。
ショットの難易度は下に行くほど高いです。
- ランニングアプローチ
・・・キャリーが少なくランが多い - ピッチ&ラン
・・・キャリーとランの比率が同じ - ピッチショット
・・・キャリーが多くてランが少ない - ロブショット
・・・ランがほぼゼロ(バックスピンで戻ることがある)
プロの試合を見ていると、グリーンでピタッと止まるようなカッコいいショットを見かけることがありますが、あれがロブショットです。
しかし、ロブショットはとても難易度が高いです。
そこで、一番簡単なランニングアプローチが使えるかを考え、
状況により使えなければ、その他のアプローチショットにします。
TOMO
ロブショットは難しいから、プロでも余程の状況でないと使いません。
まず第一にランニングアプローチが使えるかどうかを考えましょう。
アプローチの選択と打ち方
各ショットについて詳しくご紹介します。
①ランニングアプローチ
難易度が一番低いアプローチです。
"転がし"とも呼ばれ、キャリーが少なくランが多いです。
メリット
ダフリ、トップ等のミスをしにくいです。
そのため初心者でも習得しやすいショットです。
ランニングアプローチでは、ハンドファーストを強めにしてロフトを立たせて打ちます。
そうすることで、出球が低くなり着地後は転がりやすくなり、
またミスヒットが少なくなります。
デメリット
ボールを打つ場所やグリーン周りの状況によっては使用できません。
その場合、他のアプローチショットを選択しなければなりません。
- ボールが花道にある
- ボールからグリーンエッジまでの距離が短く、エッジからピンまでの距離が長い
- バンカーや池などの障害物がない
- ボールが深いラフに埋まっている
- グリーンエッジのすぐ近くにピンがある
- バンカーや池などの障害物がある
使用クラブ
PW(ピッチングウェッジ)、9番アイアン、8番アイアンをよく使用します。
番手は”12の法則”で選びます。
~12の法則とは~
8番アイアンで打った場合、(打つ場所から落とし場所):(エッジからピン)が
12-8=4で、1:4になる。
同様に、
9番アイアンでは12-9=3で、1:3
PWでは12-10=2で、1:2
となる。
※打つ場所から落とし場所までの距離が5ヤード以内の場合のみ、12の法則を適用できる。
※同じ番手でも使用クラブによりロフトが異なるため、理論通りにならないことがある。
ボールの落とし場所は、なるべくボールから近い場所(5ヤード以内)で、グリーンエッジを越えた辺りにします。
(打つ場所から落とし場所):(エッジからピン)が1:4の場合は、8番アイアンを使用すればいいと判断できます。
打ち方
ランニングアプローチの打ち方をご紹介します。
あくまでも一例ですので、試しにボール位置を変える等、打ちやすい打ち方を探してみてください。
- ボールは右足薬指前、つま先からクラブのフェース2個分の位置に置きます。
足幅はボール1個分空け、左足をボール1個分下げる。
- 体重配分を左足:右足=7:3にします。
- グリップを可能な限り短く握り、グリップエンドを左の腰の前に置きます。
(ハンドファーストにする)
- 手首を使わず、体重配分を変えずに、8時~4時のスイング幅でクラブを振ります。
まとめ
アプローチ編第一回として、
- アプローチ練習が重要である理由
- アプローチの種類
- ランニングアプローチの打ち方
をご紹介しました。
今まであまりアプローチ練習をしてこなかった方も、練習してスコアアップを目指しましょう。